自動衝突予防援助装置付航海用レーダー FAR-2107/2807シリーズ

自動衝突予防援助装置付航海用レーダー FAR-2107/2807シリーズは、最新のIMO(国際海事機関)の性能基準、及びIEC(国際電気標準会議)の試験規格に合致しています*。

多諧調表示、エコーストレッチ、エコーアベレージ、干渉除去等、最新の洗練された信号処理技術により、短距離、遠距離を問わず物標探知 能力の大幅な向上を実現。
DVI規格採用で劣化の無い高画質なレーダー映像を高精細SXGA LCDに表現することができ、マークやレーダー映像の見分けやすさ、映像表現力の向上が図られています。
また、AIS情報をレーダー情報と共に表示するこ とで、リアルタイムでの状況把握能力の大幅な向上を可能にしました。非常に高いレベルでの安全性、且つ高効率化が要求される今日の海運業界のニーズにあった航海用レーダーです。

*FAR-2107シリーズは、SOLAS搭載要件が対象となる10,000 GT以下の船舶が対象、FAR-2807シリーズは、SOLAS搭載要件が対象となる全船舶に対応しています。

アンテナ部
FAR-2117 Xバンド、10 kW、TR-up
FAR-2127/2827 Xバンド、25 kW、TR-up
FAR-2827W Xバンド、25 kW、TR-down
FAR-2137S/2837S Sバンド、30 kW、TR-up
FAR-2837SW Sバンド、30 kW、TR-down

RADAR

規格と標準

FAR-2107/2807シリーズは、以下の最新のIMO性能基準、及びIEC試験規格に準拠しており、欧州連合(EU)指令「舶用機器Directive」(MED)により制定されたEU域内共通型式承認「舵輪マーク」(Wheelmark)を取得しています。

  • IMO A.694 (17)
  • IMO A.813 (19)
  • IMO A.820 (19)*1
  • IMO A.823 (19)*1
  • IMO MSC.64 (67) Annex 4*1
  • IMO MSC.191 (79)
  • IMO MSC.192 (79)
  • SN/Circ. 217
  • IEC 60872-1 Ed 1.0 (1998)*2
  • IEC 60936-1 Ed 1.1 (2002)*2
  • IEC 60936-2 Ed 1.0 (1998)*2
  • IEC 60945 Ed 4.0 (2002)
  • IEC 61993-2 Ed 1.0 (2001)
  • IEC 61162-1 Ed 3.0 (2007)
  • IEC 61162-2 Ed 1.0 (1998)
  • IEC 62388 Ed 1.0 (2007)

*1 IMO MSC.192 (79)にて代替されます    *2 IEC 62388にて代替されます

特長

レーダーネットワーク

FAR-2107/2807シリーズは最大4台のレーダーによるネットワークを構成できます。これにより、従来では専用の装置が必要だったインタースイッチ機能がハブとネットワークケーブルで実現できます。アンテナ故障時のバックアップ機能にも活用できます。

通信には100Base-TXのイーサーネットを採用。自船位置、対地船速、対水船速といった様々な航法データの高速かつ安定した通信・共有が可能になります。


 

ARPA(TT)*/AIS機能

FAR-2107シリーズにはATA(Automatic Tracking Aid:自動物標追跡機能)、FAR-2807シリーズにはARPA(Automatic Radar Plotting Aid:自動衝突防止援助機能)が標準で搭載されており、手動・自動捕捉合わせて最大100ターゲットまでの捕捉が可能です。

また、AISとの接続も可能 で、最大1000ターゲットを表示可能。ARPA/ATA、AISとも指定したターゲットの情報を画面右側のデータセルに表示することができます。

*IMOに於いては、ARPAという表現は現在使用されておらず、同機能を定義する表現としてTT(Target Tracking)が使用されております。

AISシンボル

AISターゲットは、大きな島や雲、雨等、障害物の影響を受けることなく、他船の確認が可能です(AISターゲットは、レーダーの雨雪除去機能や海面反射除去機能により消えることはありません)。

 

ATA/ARPA(TT)シンボル

 

AIS-ATA/ARPA(TT)シンボルの融合機能

AISを装備している船舶は、AISとATA/ARPA(TT)両方のシンボルで表示されますが、AISはGPSで位置を計測している為、自船位置の距離と方位から計算しているATA/ARPA(TT)と外れて表示されることがあります。そこで、ユーザーセッティングにより、それらのシンボルを融合させることが可能です。

ATA/ARPA(TT)、AISデータセル

ATA/ARPA(TT)データセルには以下の情報が表示されます

  • 自船から物標までの方位(R:相対、T:真)
  • 自船から物標までの距離
  • 物標の対地針路(相対または真)
  • 物標の対地速度
  • 最接近距離
  • 最接近までの予想時間
  • 船首横切距離
  • 船首通過時間

AISデータセルには以下の情報が記載されます

  • 物標までの方位
  • 物標までの距離
  • 物標の針路
  • 物標の速度
  • 物標のCPA
  • 物標のTCPA
  • 船首横切距離
  • 船首通過時間
  • 船首
  • 旋回率
  • 呼出符号
  • MMSI番号
  • 船名
  • 呼出符号
  • 緯度
  • 経度
  • 位置情報元
  • 位置情報の精度(HIGH、LOW)
  • 航海状況
  • IMO番号
  • 船の長さ
  • 船の幅
  • 喫水位置
  • 目的地
  • 到着予想時間
  • AISプログラム番号
  • 船および積荷の種類

 

ガードゾーン

ATA/ARPA自動捕捉および、進入・離脱警報の領域として、扇状および自由な多角形のガードゾーンの設定が可能です。

ガードゾーンに侵入した物標があると、警報音が鳴り侵入物標上にガードゾーン侵入マーク(▽)が付き、AIS表示が自動的に現れます。またガードゾーンは、自動捕捉設定時には「自動捕捉エリア」として機能し、侵入した物標は全て自動的に捕捉することができます。

 

エコートレイル

他船の動きを観察するには、軌跡を実映像よりも他色で表示するエコートレイル機能が便利です。真または相対トレイルを選ぶことができますが、真トレイルには船首方位信号と自船の船速が必要になります。

相対トレイル

自船の動きと他船の動きが合成されるので、衝突の回避など相対的な動きを見たい場合は相対トレイルが有効です。その反面、固定物標などの軌跡も表示されるため、場所によっては見づらい場合もあります。

 

真トレイル(真運動時のみ)

自船の動きとは無関係に、他船の陸地に対する真の動きが航跡として表示されます。したがって、固定物標は航跡を描きません。

 

レーダーマップ

レーダーマップとは、レーダー画面上にレファランスマークとラインを入力することにより、簡易的なマップを作成および表示する機能です。レーダーマップには、20,000点のマーク/ラインを記録することができます。

 

キーレイアウト

ホイール付きトラックボールの採用に選りすぐれた操作性を実現。ダイレクトキーの無いコンパクトなトラックボールタイプも御用意。装備環境に応じて選択いただけます。

キーボードタイプ

トラックボールタイプ

ソフトウェアバージョン

製品名 ソフトウェアバージョン IMO 標準
SPU RFC KEY
FAR-2xx7 0359204-02.52 0359202-01.35
or after
0359203-01.04 IMO Resolution MSC.64(67) Annex 4
IMO Resolution A.820(19)
IMO Resolution A.823(19)
IEC 60945 Ed.4
IEC 60936 series
ITU-R M.1177-4
0359204-03.13
or after
0359202-01.35
or after
0359203-01.04 IMO MSC.191(79)
IMO MSC.192(79)
IEC 62388 Ed.1
IEC 62288 Ed.1
IEC 60945 Ed.4
ITU-R M.1177-4
0359204-04.01
or after
0359202-01.35
or after
0359203-01.04 IMO MSC.191(79)
IMO MSC.192(79)
IEC 62388 Ed.2
IEC 62288 Ed.2
IEC 60945 Ed.4
ITU-R M.1177-4

ソフトウェアアップグレードのご要望は、弊社営業担当までご連絡ください。

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