技術 高感度GPS(GNSS)とは

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例えばGPSの信号は、CDMAという変調方式でスペクトラム拡散されて送信されています。スペクトラム拡散された信号は、自然界のノイズに埋もれています。GPS受信機は拡散コードの複製を持ち、受信した信号と相関し、重ね合わせる処理(逆拡散)により、ノイズに埋もれた信号を検出します。

とても微弱な信号ですので、ビル等で遮蔽されると通常のGPS受信機は測位がまったくできなくなります。そこで登場するのが高感度受信機です。

高感度受信機は、屋外で通常受信できる信号レベルの1/1000という微弱な信号も検出し、位置を求められるようにしたGPS受信機(GNSS受信機)です。この感度を実現することにより、屋内であっても多くの場合、位置を求めることができます。「遮蔽の多い環境が苦手」というそれまでのGPS受信機(GNSS受信機)の弱点が改善され、建物の中や高架下であってもGPS(GNSS)が使えるようになります。

通常の1/1000という微弱な信号を検出するためには、非常に多くの相関処理を長い時間にわたって行う必要があります。また、相関処理の結果には、狙う衛星の信号だけでなく、他の衛星の信号の偽像や種々の雑音が現れるため、これらの紛らわしい候補の中から、真の信号を正しく見つけ出すことが求められます。

高感度GPSチップ「eRideOPUS 7」は、高感度化を実現する大量の相関器を含む回路を独自の技術により効率的かつ高密度に集積し、完全なSingle Chip (Die) のGPS(GNSS) 受信機を実現しています。また、独自のノウハウを組み込んだソフトウエアにより、正確で安定した測位を実現しています。

なお、高感度受信機はアシストGPSセルフ・エフェメリス™と組合わせることで、屋内などGPS信号の微弱な場所でのコールドスタートを高速化することができます。

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