GPS/GNSSモジュール
全世界のGNSSに対応した新世代の時刻同期用GNSS受信モジュール。L1とL5の2周波受信に対応したGT-100は、高い堅牢性をもたせたモデルです。時刻精度は世界最高クラスの4.5ns（1σ）未満。NTTが考案したアルゴリズムに基づく耐マルチパス技術「ダイナミック・サテライト・セレクション™」を搭載し、都市部や窓際にアンテナを設置した場合でも時刻精度の劣化を最小限に抑えます。
上記の結果は、GT-100をL1信号のみで動作させた場合のタイミング性能を示しています。
GT-100およびA社製GNSS受信機による測位結果とアンテナ設置位置との誤差
GNSS受信機では、位置が1メートルずれると約3ナノ秒の時刻誤差が生じます。
位置誤差が20メートルを超えると、時刻誤差も無視できない大きさになります。
ジャミング信号の影響を自動的に緩和しつつ、ジャミング信号の周波数や信号強度をユーザーに対してリアルタイムに通知できる仕組みを搭載しています。受信機のセキュリティを強化すると共に、お客様システムの開発段階においてはジャミング源の特定にもお使いいただけます。
また、GNSS衛星からの信号の正しさを詳細に確かめるアルゴリズムを実装しており、衛星から放送されたものではない、偽物の信号を検出・排除する事ができます。
2周波対応したGT-100はL1を妨害された際にはL5のみで運用、L5を妨害された際にはL1のみで運用する機能を持ち、より高いジャミングへの堅牢性を発揮します。
L1帯に強いジャミングを入力した場合における信号強度の推移
堅牢性を高める活動はこちら
世界のプロがノルウェーの島に集う「ジャマーテスト2024」に参加
・重要インフラを守る鉄壁の2周波GNSS受信機
サービス停止が許されない時刻同期用途における2周波受信機のメリットとは？
「なぜデュアルバンド（2周波）なのか」「デュアルバンドならではの堅牢性」「GT-100の際立つ特徴」など、20ページ以上にわたって時刻同期専門のエンジニアが解説します。
・GNSS受信機の障害対策
GNSSに起因する代表的な障害の「マルチパス」「ジャミング（妨害波）」「なりすまし（スプーフィング）」「GNSS信号の受信中断」。
それぞれに対する受信機側での対策、効果の程度、製品の選び方などを時刻同期専門のエンジニアが図表を交えて解説。初めてGNSS受信機をご検討されるお客様はぜひ目をお通しください。
技術白書「シングルバンドで時刻精度4.5ns(1σ)」とあわせて５種類まとめてダウンロードできます。
本製品を含むGPS/GNSS受信機のドキュメント（仕様書など）、ソフトウェア（モニタソフト、ドライバ）を掲載GT-100の関連資料
フルノでは次のように定義しています。
1PPS確度（Accuracy）と1PPS精度（Stability）
1PPS確度：真値（UTC:協定世界時）からどれだけ離れているかの尺度
1PPS精度：ある期間における確度のばらつきの尺度
※精度と確度を混同している文献もございますのでご注意ください。
堅牢性（Robustness）と強靱性（Resiliency）
堅牢性（Robustness）：何かあっても影響を受けず、サービスを継続できること
強靱性（Resiliency）：何かあるとサービス停止するが、何かが無くなると復帰できること
マルチGNSSタイミングモジュール GT-100の性能を評価するための評価用キットです。
特長
こちらの見積り依頼フォームにご記入ください。※本フォームは、タイミング・時刻同期用のGNSS製品（受信機・アンテナ）専用フォームです。
本製品は、電子部品商社の岡本無線電機株式会社が運営する通販サイト「E-JUNCTION」からもご購入いただけます。同サイトではGNSS受信機やGNSSアンテナ、各種評価キットなどを取り扱っております。
本製品に対応したアンテナと、アンテナ設置に必要な周辺機器の純正セットもラインナップ。アンテナ変換ケーブル、取付補助具、雷対策用の同軸アレスタ(SPD)などが一式揃います。お客様の部材選定の手間を減らし、重要インフラでも安心してお使いいただけます。
お支払い方法（詳細はE-JUNCTIONサイトをご確認ください）
* 外観・仕様に関しては予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。
見積り依頼フォーム（タイミング・時刻同期用 GNSS受信機）
通販サイト E-JUNCTION
技術白書：重要インフラを守る鉄壁の2周波GNSS受信機
時刻同期が産業・社会DXを支える（記事ダウンロード）
高精度と高い堅牢性を兼ね備えた、
