魚群の動向を掴み、
捉え続ける技術
ソナーは海中を一度にすべてを見ることはできません。少しずつ見る方向を変えることで、周囲の海中を探査しています。しかし、ターゲットである魚群は移動したり、形を変えることがあります。そのため魚群の動向を効率的に捉え続ける技術がフルノのソナーには備わっています。
ターゲットの見え方を最適化Optimize the Visibility of the Target
魚群と自船の位置関係の変化に即座に対応
直感的なティルト操作
ソナーの操作部にはソナーの上下方向の探知角度(ティルト角)を操作するためのレバーが用意されています。レバーの上下にティルト角が連動しており、直感的に探知角度を変化させることができます。またティルトインジケーターによる表記で想像しづらいティルト角を視覚的にわかりやすくユーザーに伝えます。
自動ティルト(自動俯仰)
自動俯仰によってティルトを変化させることで、見たい範囲内を繰り返しサーチすることができます。そのため水深方向に幅広く分布している魚群を逃さず把握し続けることができます。
聴音
聴音機能によりソナーの画面を見なくても自船の周辺に魚がいることが把握できます。ソナーから出る音のタイミングによりどの方角にターゲットがいるかわかり、また音程や音量の変化でターゲットの大きさや動向を知ることができます。少人数で操業する際に非常に有効です。
- ユーザー感覚をそのまま映像に反映するティルト操作
- 幅広く分布する魚群を逃さず把握する自動ティルト
- 少人数操業時に効果を発揮する聴音
ターゲットロックTarget Lock
一度捉えたエコーの動向を捉え逃さない
魚群を追尾して表示
ソナーは海中を探知できますが、一度に360°すべての方向を立体的に捉えることはできません。立体的にスキャンするためには、少しずつ角度を変えていく必要があります。そのため、一度エコーを捉えても魚群が移動したり、自船と魚群の位置関係が変化するとソナーの発射角度や方向も合わせて変更する必要があります。
そこでフルノのソナーは自動的に魚群を追尾・表示する機能を搭載しています。
位置による追尾
設定した場所に対して俯仰角、レンジ、垂直方位が自動的に追尾します。漁礁など位置が変わらないターゲットを追尾するときに便利な機能です。
魚群による追尾
選択した魚群エコーを自動的に追尾するため、魚群が移動した場合でも、その位置に応じてレンジや俯仰角が自動的に制御されます。
水平探知モード及び垂直断面モードを利用して、ターゲットロックマークの枠内の魚群エコーの動向を予測して追尾しています。
- 自船の移動に対応して、角度やティルトを自動的に調整
- 水平探知モード及び垂直断面モードを利用することで、移動した魚群の動向を把握
- 自動的に魚群を追尾・表示し、一度捉えたエコーの動向を逃さない
