Radar FAR-22x8/FAR-23x8シリーズ

製品ラインアップ

FAR-23x8 シリーズ

(27型ワイドLCD)

FAR-2018-MK-2 Xバンド 12 kW マグネトロンモデル
FAR-2028-MK-2 Xバンド 25 kW マグネトロンモデル
FAR-2328-NXT Xバンド 500 W 固体化モデル
FAR-2338S Sバンド 30 kW マグネトロンモデル
FAR-2338S-NXT Sバンド 250 W 固体化モデル

FAR-22x8 シリーズ

(19型LCD)

FAR-2218/
FAR-2218-BB
Xバンド 12 kW マグネトロンモデル
FAR-2228/
FAR-2228-BB
Xバンド 25 kW マグネトロンモデル
FAR-2228-NXT/
FAR-2228-NXT-BB
Xバンド 500W 固体化モデル
FAR-2238S/
FAR-2238S-BB
Sバンド 30 kW マグネトロンモデル
FAR-2238S-NXT/
FAR-2238S-NXT-BB
Sバンド 250 W 固体化モデル

試験規格

FAR-22x8/23x8 シリーズは以下の規格に合致しています。

  • IEC 60945 Ed. 4
  • IEC 61162-1 Ed. 5
  • IEC 61162-2 Ed. 1
  • IEC 61162-450 Ed. 2
  • IEC 62288 Ed. 3
  • IEC 62388 Ed. 2
  • IEC 62923-1/2 Ed. 1

特長

安全航海を支える先進技術

高度な信号処理技術を応用した独自の安全航海支援機能を搭載。
あらゆる航海シーンにおいて、最高水準のレーダー映像を提供します。

自動クラッタ除去機能(ACE, Automatic Clutter Elimination)

ボタン1つで不要なエコーを取り除き、海況に合った映像調整を自動で行うことができます。
ACEを活用することで海面反射除去をはじめとする画面調整作業から解放され、より操船に集中することが可能です。


ACE OFF


ACE ON

ファストターゲットトラッキング™

従来に比べ格段に早く、わずか数秒で、選択したターゲットを捕捉し、速度ベクトルを表示することができます。ターゲット捕捉後は、安定したターゲット追尾により、他船動向を確実に把握、衝突回避に貢献します。

直感的な操作を追求した独自のユーザーインターフェイス

必要な機能を素早く呼び出す、インスタントアクセスバー™を配置

画面左端に配置されたインスタントアクセスバー™には、使用頻度の高い機能や画面設定のメニューが配置されており、必要な操作を素早く呼び出して実行することができます。


※写真はMU-270Wの画面です。

人間工学に基づきデザインされた操作部

長期に渡る航海での使用を考慮し、人間工学に基づき設計された操作部は、必要な操作をストレス無く行えます。
トラックボールタイプの操作部を使用することも可能です。

信頼性とメンテナンス性に優れた新型アンテナ

  • 高性能12/25 kWマグネトロンXバンドアンテナ登場

  • 空力特性に優れた薄型アンテナにより、アンテナ駆動部の耐久性を向上

  • 消耗部品の交換作業を不要とする、ブラシレスDCモーターを採用

  • アンテナ内部を取り外しが簡単な一体型ユニットにすることで、効率的なメンテナンス作業を実現

  • 筐体側面よりケーブル挿入を可能にすることで、装備性を改善

  • 空中線部内で信号処理を行い、制御部にデータを送信することで、レーダー映像の劣化を抑制

小さな物標探知とメンテナンス性に優れた固体化レーダー“NXT”モデル


固体化レーダー“NXT”モデルのパワーアンプ
(左:Xバンド 右:Sバンド)

航海用レーダーFAR-22x8/23x8シリーズは、XバンドとSバンド全てに、固体化素子を採用した固体化レーダー・NXTモデルを取り揃えています。
NXTモデルは従来のマグネトロンレーダーに比べて低出力にもかかわらず、信頼性の高い映像を表現することを可能にしています。

  • 荒れた海況でもノイズの少ないクリアな映像を提供

    近距離における周囲のクラッタを抑制しながらも、小型船など弱いターゲットのエコーを映し出します。
  • メンテナンスにかかる時間とコストを軽減

    ・マグネトロン交換不要
    ・アンテナのファンレス化により消耗部品を削減(Sバンドのみ)

新規装備・交換装備のいずれにも適した装備性と拡張性

  • 表示できる情報量に優れた27型ワイドモニター(型式:MU-270W)を選択可能

    同時に9つまでのTT情報をデータボックス内に表示することができます。
    ※FAR-23x8シリーズのみ
  • FAR-2xx7シリーズからの換装の場合、既設のモニター、操作部、ケーブルを使用可能

  • オプションのLAN同軸変換機を使うことで、既設の同軸ケーブルでのイーサネット伝送が可能

    空中線部と制御部間の伝送距離延長や、既設のアンテナケーブルを利用した装備にも対応可能です。
  • イーサネットによる優れた拡張性

    ECDISやVDRをはじめとした航海システムと、イーサネットによる接続が可能。新規の統合システム構築に加え、既存システムの拡張も容易に行うことができます。
  • オプションのイーサネットハブを利用することで、LANケーブルのみでインタースイッチを実現

  • 換装におけるVDRとの接続では、既存のDVI-Iケーブルを利用可能

    VDRとの接続について
    VR-7000/7000S LANで直接VDRに入力、またはDVI-Iポートから出力したRGB信号をビデオLANコンバータで変換してVDRに入力
    VR-3000/3000S DVI-Iポートから出力したRGB信号を直接VDRに入力
    その他メーカーのVDR VDRの仕様により接続方法が異なります。

拡張オプション

波浪解析ソフトウェア

航海用レーダーFAR-22x8/23x8シリーズと波浪解析ソフトウェア(オプション)を組み合わせることで、今まで目視でしか得ることができなかった波浪情報を自動で観測することができます。
波が見えにくい状況下でも、正確に波浪情報を得ることができるため、夜間の作業や航行の安全性向上に貢献します。

> 詳しくはこちら

WV-100/WV-100ST

ICE mode

氷の割れ目をリアルタイムに観測でき、航行ルートの判断をサポートします。
※X バンドマグネトロンレーダーおよび固体化レーダーに対応

ICE mode

ソフトウェアバージョン

製品名 ソフトウェアバージョン IMO/IEC/ITU 標準
SPU MAIN
FAR-22x8/23x8
FAR-2238S/2338S
FAR-20x8-MARK-2
(マグネトロンレーダー)
0359281-01.xx 0359377-01.xx IMO A.278(VIII)
IMO A.694(17)
IMO MSC.1/Circ.1349
IMO MSC.191(79)
IMO MSC.192(79)
IMO MSC.302(87)
IMO MSC.36(63)
IMO MSC.97(73)
IEC 60945 Ed. 4
IEC 61162-1 Ed. 5
IEC 61162-2 Ed. 1
IEC 61162-450 Ed. 2
IEC 62288 Ed. 3
IEC 62388 Ed. 2
IEC 62923-1/2 Ed. 1
ITU-R M.1177-4
FAR-22x8/23x8-NXT
(Xバンド 固体化レーダー)
0359477-01.xx
FAR-2238/2338S-NXT
(Sバンド 固体化レーダー)
0359286-01.xx

※このソフトウェアバージョンは、MED Implementing Regulation (EU) 2020/1170に適用される船舶のみ必要です。ソフトウェアアップグレードのご要望は、弊社営業担当までご連絡ください。

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