事例
コミュニティ放送(コミュニティFM)の同期放送
[マルチGNSS基準周波数発生器]

  • タイミング市場

コミュニティ放送(コミュニティFM)とは

コミュニティ放送は、市町村の一部地域など狭い区域に限定し、地域密着型の情報提供をおこなうFM放送です。

放送エリアの拡大と、同期放送の必要性


複数の送信所を含むコミュニティ放送(コミュニティFM)

コミュニティ放送では、送信所を増やして放送エリアを拡大させることがあります。しかし、1つの放送に使用できる周波数は1種類につき、放送エリアの重なる場所で電波干渉が起こらないようにしたり、受信側が放送エリアをまたいで移動する際(受信する信号の切り替えが発生)に途切れを起こさないようにすることが重要です。

これらが発生する原因は主に、各送信所から配信される放送データに時間差がある場合です。電波干渉を起こさず、かつ各送信所からの放送データを受信側でスムーズに切り替えられるよう、各送信所のもつタイミングを、高精度に一致(同期)させる必要があります。
送信所間の同期には、GNSS基準周波数発生器が有効です。GNSS測位により、nsやμsという単位の超高精度なUTC(協定世界時)や基準クロックが得られるため、各送信所がこれを持つことで同期を可能にします。

コミュニティ放送の同期用途に最適なマルチGNSS基準周波数発生器

フルノのGNSS基準周波数発生器は、コミュニティ放送における同期放送の用途に最適です。
その理由は以下の通りです。

  • OCXOなど発振器を制御して、非常に高精度な時刻情報や基準クロックを取得できます。
  • 妨害電波などでGNSS信号が取得できなくなった場合でも、ホールドオーバ機能により、高精度な時刻情報や基準クロックの出力を維持します。
  • コミュニティ放送の用途での採用実績はもちろん、フルノはこれまで携帯電話基地局や地上波デジタル放送など、国の根幹を支えるインフラシステムでの多数の実績やノウハウをもちます。

コミュニティ放送での採用例


ビーエスインターナショナル株式会社
GPS同期信号発生装置 GPSWS-10M-B
高性能かつ小型であることを評価いただきました。

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