• 時刻同期用GNSS受信機
時刻同期用GNSS受信キャリアボード

型式 RCB-100
  • NEW

基地局品質を、当たり前に。

業界標準のRCBフォームファクタを採用した、重要インフラ向け装置のためのL1/L5デュアルバンド時刻同期用GNSS受信キャリアボードです。
専用の高周波設計や基板実装なしで、装置に組み込めます。

※「基地局品質」とは、フルノが基地局向けに培ってきた、高精度時刻同期と妨害耐性を備えたGNSS品質を指します。
※ 2026年11月上市予定

  • GNSS(時刻同期・車載/産業)

特長

業界標準フォームファクタで、実装負荷を取り除く

性能を求めるほど採用のハードルが高くなる ―― これが装置メーカー共通の課題でした。本製品は、この課題にRCBフォームファクタで応えます。

ビス留めとコネクタ接続だけで装置に組み込み可能

半田付け・リフローなどの基板実装工程が不要です。

SMBアンテナコネクタを標準装備

RFラインの専用設計が不要になり、アンテナ系統の設計負荷を最小限に抑えられます。

既存のRCB対応装置との互換設計

GNSS受信キャリアボードの導入に伴う評価・検証工数を低減し、迅速なシステム立ち上げに貢献します。

少量生産や専用設計が難しい用途にも導入可能

GNSS時刻同期の採用ハードルを下げ、装置の設計自由度を高めます。

通信インフラレベルの時刻精度 — GT-100で培ったGNSSエンジンを継承

RCB-100は、GNSS受信モジュール「GT-100」と同一のGNSSエンジンを搭載しています。通信インフラレベルの時刻精度と、マルチGNSSによる安定した受信を提供します。

ITU-T G.8272 PRTC-A/PRTC-B 準拠

通信ネットワーク同期の国際標準に準拠した時刻品質を保証します。

L1/L5デュアルバンド受信

2つの周波数帯を活用し、受信環境の安定性と精度を高めます。

マルチGNSS対応

GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS、NavIC、SBASに対応。多数の衛星を活用できます。

TAI時刻出力対応

協定世界時(UTC)に加えて、国際原子時(TAI)の出力にも対応します。

脅威に向き合う堅牢性

GNSS時刻同期を導入するシステムは年々増え、ジャミングやスプーフィングといった脅威も現実のものとなっています。RCB-100は、基地局や通信インフラでの長年の運用実績と、実環境テストで鍛えられたGNSSエンジンの堅牢性を継承しています。

ジャマーテストで検証済

ノルウェー・アンドーヤで開催されるGNSS脆弱性テストイベントにおいて、実環境のジャミング・スプーフィング下での性能を検証しています。

L1帯がジャミングされても、L5帯で時刻同期を継続

L5完全独立サーチにより、片方の帯域が妨害を受けても時刻同期を維持します。

ダイナミック・サテライト・セレクション™※

信号品質の高い衛星を動的に選択し、マルチパス環境でも高精度を維持します。

アンチジャミング/アンチスプーフィング

ジャミング信号の検出・監視、なりすまし信号の検出に対応します。

OSNMA/QZNMA対応

GalileoのOSNMAおよびQZSSのQZNMAにより、衛星信号の認証検証を実施します。

T-RAIM/ホールドオーバー

異常な衛星信号を自動検知・排除し、受信が短時間途絶えても時刻出力を維持します。

セキュア・ブート/セキュア・ファームウェアアップデート

ファームウェア改竄からシステムを保護します。

想定用途

RCB-100は、高精度な時刻同期を必要とする幅広い領域での使用を想定して設計されています。

推奨アンテナと組み合わせて、性能を最大限に発揮

時刻同期用マルチGNSSアンテナ AU-500

L1/L5デュアルバンド対応の時刻同期用アンテナです。高いノイズ耐性とIP67の耐環境性能を備え、GF-100シリーズのデュアルバンド受信をフルに活用できます。

仕様

全般

受信衛星システム

GPS L1C/A, GLONASS L1OF, Galileo E1B/E1C, BeiDou B1I/B1C, QZSS L1C/A, SBAS L1C/A
GPS L5, Galileo E5a, BeiDou B2a, QZSS L5, NavIC L5

衛星追尾チャンネル

62チャンネル

受信感度

衛星捕捉: ≧ -148 dBm
衛星追尾: ≧ -163 dBm

*GNSSシミュレータを使用した測定環境

ITU-T勧告

G.8272 PRTC-A 準拠
G.8272 PRTC-B 準拠
*TDEV (Time Deviation) / MTIE (Max Time Interval Error)に準拠

1PPS精度

< 4.5 ns (1σ)

*オープンスカイ

1PPS確度

< ± 40 ns (対UTC)

*オープンスカイ

1PPS分解能

< ± 0.2 ns

クロック出力

1 MHz ~ 40 MHz

TTFF (Typical)

ホットスタート: 2 秒(Typ)
コールドスタート:35 秒(Typ)

*推奨アクティブアンテナ使用時

供給電圧

DC 3.3V

消費電流

55 mA

*衛星追尾時(屋外)

動作温度

-40℃ ~ +85℃

アンテナ検出

ショート / オープン検出

サイズ

67.25 mm × 31.75 mm

プロトコル

PFEC(NMEA 0183 Ver4.11 準拠)

セキュリティ

セキュア・ブート、セキュア・ファームウェアアップデート

インターフェイス

UART、タイムパルス(1PPS)、クロック出力、外部クロック入力

コネクタ:8ピン(UART/ToD、PPS、電源、リセット等)
アンテナ端子:SMB

機能

アンチジャミング(8CW)、耐マルチパス(ダイナミック・サテライト・セレクション™)、アンチスプーフィング、ホールドオーバ、T-RAIM、アンテナ電流の異常検出機能、TAI出力

評価キット

評価キット 型式:RCB-100EVB(準備中)

USBでPCと接続して通信をおこない、タイムパルス(1PPS)とクロックをSMA端子から出力します。
電源とGNSSアンテナを接続するだけで簡単にご使用いただけます。

■付属品:GNSS アンテナ

技術白書

GNSS受信機の障害対策

GNSSに起因する代表的な障害の「マルチパス」「ジャミング(妨害波)」「なりすまし(スプーフィング)」「GNSS信号の受信中断」
それぞれに対する受信機側での対策、効果の程度、製品の選び方などを時刻同期専門のエンジニアが図表を交えて解説。初めてGNSS受信機をご検討されるお客様はぜひ目をお通しください。
技術白書「シングルバンドで時刻精度4.5ns(1σ)」とあわせて5種類まとめてダウンロードできます。

GNSSなりすまし対策の最新版: OSNMAとQZNMAはこう使おう

GNSS時刻同期分野の専門エンジニアが、OSNMAおよびQZNMAを「現場でどう使えばよいか」について約20ページにわたって分かりやすく解説します。

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