
進化を続けるフルノの先進テクノロジーを機能別にご紹介します。
今回はFCV-800にCW(連続波)タイプの送受波器(525-5PWD)とチャープタイプの送受波器(B150M)を同時に接続して得た探知画像を元に解説していきます。
魚探画像からどんなことが解り、どんなことが推測できますか?
画面設定はCWの周波数50キロヘルツと200キロヘルツを併記したもので、表示された魚群反応の厚みの違いに注目して頂きたい
この魚探画像は、ボートを0.3ノット程度の船速で走らせながら撮影(画面キャプチャー)したものです。
画面設定はCWの周波数50キロヘルツと200キロヘルツを併記したもので、どちらもゲインは手動で「+53」に設定してあります。
中層に映っているのはタチウオの魚群で、周波数の違いによって表示される魚群反応の厚みが異なることがわかります。50キロヘルツでは反応の厚みが約20メートルあるのに対し、200キロヘルツの方では約10メートルとなっています。このように周波数の違いによって魚群反応の映り方が異なることを理解することが大切です。
画面設定はCWの周波数50キロヘルツとチャープ125キロヘルツを併記したもので、表示された魚群反応の厚みの違いと中層から下層にかけての単体魚の軌跡表示に注目して頂きたい
続いて、2つ目の魚探画像はCWの周波数50キロヘルツとチャープの125キロヘルツを併記したもので、ゲインはそれぞれで所望の値に設定してあります。
中層に映っているタチウオの魚群はCWの50キロヘルツでは反応の厚みが約20メートルあるのに対し、チャープ125キロヘルツの方では約10メートルとなっており、前述したCWの周波数200キロヘルツに似ています。
特筆すべきはチャープの反応表示の高精細な点で、中層から下層にかけての範囲に複数の単体魚の軌跡が明確に映し出しています。
タチウオはジギング、テンヤ釣り、天秤エサ釣りなど様ざまな釣法で狙うことができますが、どの釣法で狙うにしても攻めるタナが重要です。
タチウオの活性が高い時には魚群反応の密度が濃い部分を集中的に攻めることでバイトに繋げることができますが、低活性の時には探る幅を拡げることが有効なケースもよくあります。いずれにしても魚探画面に映る反応のタナを正確に読み取ることが大切であることはいうまでもありません。
魚探に映った反応のタナに仕掛けを合わせて喰わせた良型タチウオ。このサイズになると引きは強烈だ
今回はテンヤ仕掛けで狙ってみた。1つの群れでも大小様ざまなサイズが釣れた
北は北海道から南は沖縄まで全国を飛び回りボートフィッシングを楽しむアングラー。スキューバーダイビングも経験豊富で、水中を知った上で行なう魚探の解説には定評があり、各地で行なうボートフィッシング講習も人気が高い。また、ボートフィッシングにおける安全面やルール、マナーの啓発にも力を入れており、自身が開設するウェブサイトやボート関連雑誌で古くから呼びかけている。著書「必釣の極意」、共著「魚探大研究」。