探知周波数いろいろ
魚探で使用する超音波は、低い周波数から高い周波数までいろいろありますが、大体その範囲が決まっています。一般には、低周波の15キロヘルツから高周波の200キロヘルツまでの範囲です。ただし、プレジャーボート用魚探では、ほとんどの場合が低周波50キロヘルツと高周波200キロヘルツの2つの周波数が使われています。現在市販されている魚探本体には、この2周波数を送受信できる電子回路が組み込まれており、また船底に設置する送受波器もこれらの2周波数に合致した特性のものが設定されています。
漁船などで使われているプロ用魚探では、前述の2周波数のほかにいろいろな周波数があります。プロ用魚探の実際の周波数使用例としては、15、 22、28、38、45、50、68、75、88、107、150、200キロヘルツと、多段階に設定されています。また、特殊な場合は400キロヘルツという高周波を使う機器もあります。漁船で使用する魚探には多くの周波数が設定されていますが、一般にはこれらの高低の2周波数を組み合わせたものが使われています。漁獲する魚種に対応した周波数、海底状況を見たい周波数、90度近い広範囲の魚群を一度に探知したい周波数、極めの細かい魚群探知をしたい周波数、反応の弱い魚群探知をしたい周波数、他船との干渉防止のための周波数など、目的によって周波数を選んでいます。超音波周波数によって、探知深度や探知範囲が異なります。高周波はあまり深場まで探知できませんが極めの細かい探知ができます。また、低周波では広範囲をざっくり探知できるとともに深場探知に向いています。
魚探の探知距離(深度)は、水中に発射する超音波周波数によって大きく左右されます。基本的な伝播距離は、高周波の場合は短く、低周波の場合は長くなります。これは高周波は波長が短いために、指向角が狭くなりシャープな探知が可能となりますが、水中を伝播する途上で大きな減衰が生じるためです。反面、低周波は波長が長いために、広い角度での探知となりますが、水中伝播上の減衰が少なくより深いところまで進んで行きます。よって深場狙いには低周波を、浅場のきめ細かい探知には高周波を使用します。なお低周波の場合は、送信出力を増幅する数キロワットのパワーアダプタ(オプション)を追加装備することで、深場をより的確に探知することが可能となります。ただしこの場合は、送信出力に対応した送受波器(振動子)を設置する必要があります。
基本的に、低周波(50キロヘルツ)による探知では深いところまで探知できますが、高周波(200キロヘルツ)による探知ではあまり深くまで探知できません。
技術一覧
昭和23年、海中の様子をキャッチできる魚群探知機が長崎の地で誕生しました。
魚探の仕組みは、まず船底に設置した送受波器から超音波を発射します。
音波も超音波も波です。静かな湖面に投石した際にできる波紋のようなものです。
船底の送受波器から発射する超音波は、自艇の真下方向へ集中して送出します。
気泡は魚探の大敵です。気泡が送受波器の前に発生すると探知障害を起こします。
魚探画面上に一見規則的に見えるパターンのラインが現れたりすることがあります。
レジャーボート用魚探の送受波器には、丸型と角型があります。
送受波器から海中へ発射するのはパルス波です。パルス波は衝撃的な信号です。
一部分の超微弱な反射信号を船底の送受波器がとらえます。
海底からの反射波が強い場合はオビキが長くなります。
魚探画面には基本的には、海面、海底、魚群の3つの情報が表示されます。
中小型魚探は、基本的に指示部本体と送受波器の2つのユニット構成です。
船上での電気は船内に搭載したバッテリから供給します。
送受波器は、振動子面(下方面)が海底に対し垂直に向くよう船底部分に設置します。
魚探でとらえた反射信号は、指示部本体の画面上にカラー映像で表示されます。
一般に、魚探がとらえた映像は魚の群れであり、魚群映像として表示されます。
さて、停船しているボート上で見た魚探の魚群反応はどのように出るのでしょうか。