停船中の魚群反応
さて、停船しているボート上で見た魚探の魚群反応はどのように出るのでしょうか。いま、自船が大きな岩場上でピタリと止まっている場合を考えてみましょう。
魚探は作動中であり、画像は順次、右端から左へ左へと送り出されています。そして、いい形の魚群が岩場上を遊泳してきたとき、魚探画面上では今まで何も映像が出ていなかった部分に、魚群反応が現れ始めます。
仮に、今、魚群がピタリと岩の上で止まったと仮定したとき、魚探画面上ではこの魚群の反応が表示し続けます。魚探画像は右端から左へ左へと送り出されてゆきますから、魚群反応は表示されたまま左へ左へと移動します。
このとき、自船と魚群との位置関係は図のようになっています。自船は停船していますから、船底から超音波を発射する送受波器と岩場の魚群との距離は、時間経過に関係なく一定となります。
ですからこれはヒトカタマリの魚群ではあるものの、画像上では長い魚群として表示されることになります。もちろん、デコボコした海底もほぼ一直線の映像として表示されることになります。このまま長い時間が経過しますと、すごく大きな魚群が出現したのではと錯覚することがあります。
技術一覧
昭和23年、海中の様子をキャッチできる魚群探知機が長崎の地で誕生しました。
魚探の仕組みは、まず船底に設置した送受波器から超音波を発射します。
音波も超音波も波です。静かな湖面に投石した際にできる波紋のようなものです。
船底の送受波器から発射する超音波は、自艇の真下方向へ集中して送出します。
プレジャーボート用魚探では、ほとんどの場合が2つの周波数が使われています。
気泡は魚探の大敵です。気泡が送受波器の前に発生すると探知障害を起こします。
魚探画面上に一見規則的に見えるパターンのラインが現れたりすることがあります。
レジャーボート用魚探の送受波器には、丸型と角型があります。
送受波器から海中へ発射するのはパルス波です。パルス波は衝撃的な信号です。
一部分の超微弱な反射信号を船底の送受波器がとらえます。
海底からの反射波が強い場合はオビキが長くなります。
魚探画面には基本的には、海面、海底、魚群の3つの情報が表示されます。
中小型魚探は、基本的に指示部本体と送受波器の2つのユニット構成です。
船上での電気は船内に搭載したバッテリから供給します。
送受波器は、振動子面(下方面)が海底に対し垂直に向くよう船底部分に設置します。
魚探でとらえた反射信号は、指示部本体の画面上にカラー映像で表示されます。
一般に、魚探がとらえた映像は魚の群れであり、魚群映像として表示されます。