株式会社日陸様 中部物流センター
- ETC車両識別
導入の背景
株式会社日陸様は、危険品を主体とした石油化学製品、医薬品等の保管、配送業務、タンクコンテナ、IBC(中型容器)のリース、販売において国内有数の規模を誇る物流企業です。2018年2月に愛知県弥富市の中部物流センターをオープンするにあたり、お客様が求める高いセキュリティを確保しつつ、車両の入退場をスムーズにすることで待機車両をゼロにすることをミッションとされていました。
セキュリティについて、一般的な人による受付チェックでは路上に待機車両が発生するため、機械による自動識別としてナンバープレート読み取りを候補に挙げられました。しかし、日中夜間・雨や雪などの気象条件、また、ナンバープレートの汚れなどで読み取り精度を100%にできないことから別の方法を模索され、株式会社シーイーシー様のご提案のもとETC車載器での車両識別として「CaoThrough™(カオスルー)※」を採用されました。
- 「CaoThrough™」は古野電気の登録商標です。
システム概要
システム概要は以下図の通りです。渋滞緩和のために入場制御を緩和し、退場での厳重チェックをおこないます。入場ゲートは不審車両への抑止効果として設置し、ETC車両識別と監視カメラで入場記録を実施しつつゲートを開いて入場させます。一方、退場ゲートでは登録されている車であればゲートを自動で開いて退場させ、登録されていない車両の場合はゲートを開かず人による確認をおこなった上で退場させます。
物流センターオープンから数カ月が経過し、今ではほとんどの車両が登録をおえてCaoThrough™によるスムーズな入退制御ができるようになりました。
入退場の流れは①〜⑥の通り。CaoThrough未登録の車両は③と⑥を行う。DSRC路側アンテナにより、車両に搭載されているETC車載器の固有番号WCNを読み取って、車両の識別はもちろん、入場から退場までの時間なども履歴として管理することができる。
導入効果:お客様の声
ゲートによる入退制御に加え、車両履歴管理機能によって構内に滞在した車両の入退状況および滞留時間などを把握できます。これによって、既存のお客様はもちろん、新規のお客様を獲得する際に堂々とセキュリティのアピールが可能に。特にセキュリティを求める海外のお客様、さらに保税関係のお客様の獲得には有効だと考えています。
ゲートを設置したことで「守衛の人件費が削減できるのでは」と思っていましたが、実際にオープン以降、守衛を設置していません。入場はゲートによって安全性を確保。車両履歴管理機能と監視カメラによって車両の把握もできていますから、従来のように守衛が受付を行う必要はありません。守衛の人件費を考えれば、CaoThrough™の導入コストは数年で償却できると考えます。
設置したゲートは安全面で大きな効果があります。特に入場車両はゲート前で確実に停止しないとゲートが開きませんから、道路からスピードを出したまま構内に突入する車両はありません。いったん停止した車両は、構内を低速で走るため安全だと言えます。ただし、センサーがシビアなせいか、ゲート近くで停止しないと開かないので、場合によっては停止位置を調整する必要があります。もうちょっと余裕がほしいと感じています。
ナンバープレートを監視カメラで読み取る際は、様々な条件をクリアする必要がありましたが、ETCは登録さえしてしまえば簡単。確実に読み取って車両の入退制御を行ってくれます。ただし、近隣の巡回がメインの宅配便やお弁当屋さんの車両にはETC車載器が搭載されていないため、その都度インターフォンを押してもらい手動でゲートを開ける必要があります。今後は、ETC車載器未搭載車両の入退場をスムーズに行う対策も講じたいと考えています。
(写真左から)株式会社日陸 パッケージソリューション事業部 チームリーダー 和地 健太郎氏
株式会社日陸 中部物流センター センター長 山下 正美氏
株式会社日陸 中部物流センター 副センター長 中尾 洋司氏
お客様情報
株式会社日陸
1946年12月13日
東京都千代田区神田錦町3-7-1 興和一橋ビル8階
倉庫、通関、国際輸送、貨物自動車運送、貨物自動車運送取扱、鉄道貨物取扱、海上運送取扱、航空貨物取扱、輸送容器のリース・レンタル・販売、3PL(サード・パーティー・ロジスティクス サービス)、物流情報システムの開発等
愛知県弥富市鍋田町六野51
敷地面積:1万6200m2/延床面積:9130m2
危険物自動立体倉庫1棟 1000m2
危険物倉庫1棟 1000m2
一般品倉庫1棟 7130m2(含温度管理 2311m2)
消防法危険物 第四類、保税品、一般化学品
[取材実施:2018年8月]
- 本内容はすべて取材当時のものです。組織・部門・役職名、また仕様など、その後変更となっている場合があります。
導入事例

受付業務の自動化により守衛業務を2名体制から無人化へと移行し、人件費を大幅に削減。また、来場記録の自動化や不審車両の検知・履歴管理によるセキュリティ強化も実現されました。

工場を入退場する全ての車両の入退場記録自動化によるセキュリティレベルの強化と、登録車両の自動通過による守衛・入退場者双方の手間削減・入退場車両の渋滞予防を実現されました。

物流の2024年問題に対応するため、来場車両の車両滞在時刻などを見える化することで、荷主としての適切な工場運用の確認・自動記録によるエビデンス化を実現されました。

鉱業用地内への外部車両の侵入を防止するセキュリティ対策を実施するとともに、大型ダンプトラックなど業務車両のスムーズな通行で搬送業務の効率化と事故防止を実現されました。

入退場受付のための降車や記帳が不要となり、守衛業務の省力化と、渋滞解消によるドライバーの構内滞在時間・ストレス削減が実現しました。さらに、パトライトと組み合わせることでよりスムーズな入退場も可能となりました。

本社工場におけるセキュリティ対策強化、無人化・自動入退履歴取得により、守衛業務の効率化と渋滞緩和を実現されました。

数百台/日の車両入退場を守衛なしで効率的に運用ができるようになり、高速ゲートと自動入退履歴取得で24時間のセキュリティ対策も実現されました。

遠隔地ゲートの入退場制御を自動化。車両を自動識別し、通行台数もリアルタイムに把握します。

入退場ゲートでの通行許可と、電光掲示板によるON/OFFシャーシ作業場所への誘導を自動化。Webシステムとも連動しています。

車両と土壌重量の結びつけを自動化。トラックスケール業務を効率化し、トータルコストの削減につながりました。

ETCによる車両入退管理で、東名高速道路の渋滞回避と安全確保を実現しました。

バス管制システムとして、バスターミナルへの入場ゲートの自動開閉で登録車両のみを通します。

駐車場バーゲートのハンズフリー入退を実現。全出入り口(入口9カ所、出口9カ所)の入退を一元管理します。

ETC車両識別方式により夜間の入退場管理を自動化、省人化を実現しました。

大型トラックなど、工事現場に入場する車両を事前に検知。入場時の右左折による減速を電光掲示板で後続車両に知らせることで追突事故を防ぎます。また、現場内の回転灯やスピーカーで誘導員に知らせることでスムーズな誘導につなげます。

許可車両のみ入場が可能なため、セキュリティーが担保されました。また、カーゲートの設置による効果で車速の抑制を実現されました。入退場時刻を自動で記録しデータ化することにより、管理の効率化も達成されています。

標準パッケージのハードウェアと総合管理ソフトウェアに、バーゲートを連携させる形で導入いただきました。登録された社員の車両のみ入退を管理することでセキュリティ強化につながりました。